月別アーカイブ: 2008年1月

映画『南京の真実』第1部・「七人の死刑囚」の試写会に行ってきた

2008-01-25に職場を早退して映画『南京の真実』第1部・「七人の死刑囚」の試写会に行ってきた.南京の真実は南京大虐殺を否定する立場で描いている映画である.第1部は東京裁判により死刑判決を受け処刑された7人の最期を描いている.私は制作費を支援しているスポンサーの一人という立場.10万円注ぎ込んだ甲斐があったよ.

つらつらと

  • 試写会は1100席満員だった.
  • おじいさんとおばあさんが多い.参加者は高齢者が多め.20代がちらほら.
  • 山谷えり子が来て挨拶をしていた.
  • 死刑の執行日時を伝えられた東条英機がたいへん陽気であった.
  • 死刑直前にあんなに堂々としていられるものなのだろうかと?仏門に入ったせい?美化しているのだろうか?
  • 何度も泣いた.コンタクトレンズで正解だった.眼鏡で見てたら涙でレンズが汚れまくりよ.
  • 支援者の映画内クレジットが結構でかかった.名前がはっきり読める程度.こういう場で「Team2ch」とかあったら良いのだが.会社名でも支援していた.ナントカ食品とかナントカ建設みたいなとこ.
  • 南京陥落後の映像(平和な南京城城内が撮影されている)が一番のハイライトではないかな?東条英機をはじめ死刑囚の描写はA級戦犯のイメージアップには繋がるだろうけど,『南京の真実』の目的とは違うんじゃ?
  • 試写会直後,参加者を見送っていた水島総監督の前に列が出来ていた.

次は個人が情報戦に参加することの意味について考えてみる.

追記  2008-02-24
ちゃんねるからリンク張られてた.

大学受験や就職活動に親が付き添ってるんだって

今日からセンター試験である.

昨日とあるコミュニティで,大学受験に親が付き添うという話題が出た.この付き添うというのは,子供の大学受験に親が大学構内まで付き添い,大学側が用意した「親用控え室」で入学試験が終わるのを待つというもの.ネタではない.10年前の自分の大学受験のときも親用控え室を目撃した.確かに俺も,電車よりも車の方が早い(1時間30分と30分)という理由で受験会場まで送ってもらったり(帰りはもちろん電車),大学受験の日が雪だったので駅まで車で送ってもらったりはしたけれどね.

ここからが凄いよ.まだ溜息つくの早いよ.

都市伝説だと思っていたが,大学生の就職活動まで親が同伴しているらしい.

こういう親って,ヘリコプターペアレンツって言うんだって.

メディアが言論以外の手段で取材対象に影響を与えることはどうなんだろう?

Gizmode のメンバーが展示会にて,万能テレビリモコン(のようなもの)を使って,デモ中の薄型テレビを消しまくって,展示会に出入り禁止になった件について.

Gizmode へ.笑わせてくれてありがとう.おかげでキーボードにコーヒーをぶちまけるところだったよ.

まじめな話,メディアが言論以外の手段で取材対象に影響を与えることはどうなんだろう?まあ今回は悪戯なので,そう難しく考える必要は無いんだけどね.

ちなみに,取材者と取材対象の関係については Kevin Carter の『ハゲワシと少女』における議論が有名どころ.

JAXAとNHKが月周回衛星かぐやのハイビジョン放送をネット配信しないことは,『宇宙条約』に反するのではないかと.

今更感はあるけれど,かぐやの月ハイビジョン映像をネット配信しないことにひとこと言っとくか.俺もハイビジョン映像見てないし.

まずは今北産業.

JAXAとNHKが月周回衛星かぐやのハイビジョン放送をネット配信しないことは,『月その他の天体を含む宇宙空間の探査及び利用における国家活動を律する原則に関する条約(以下宇宙条約)』に反するのではないかと.

第11条

月その他の天体を含む宇宙空間における活動を行う条約の当事国は、宇宙空間の平和的な探査及び利用における国際協力を促進するために、その活動の性質、実施状況、場所及び結果について、国際連合事務総長並びに公衆及び国際科学界に対し、実行可能な最大限度まで情報を提供することに合意する。

国際連合事務総長は、この情報を受けたときは、それが迅速かつ効果的に公表されるようにするものとする。

1-2-2-5 月その他の天体を含む宇宙空間の探査及び利用における国家活動を律する原則に関する条約(1966年12月13日採択、第21会期国際連合総会決議第2222号、1967年10月10日発効) (ちなみにJAXAのサイトですよ)

つまり,「条約の当事国は,月における活動の結果を公衆に対して実行可能な最大限度まで情報を提供しなければならない」.すなわち,「日本政府は,かぐやの撮影したハイビジョン映像を世界中の人に対して(実行可能な最大限度の方法として)ネット配信しなければならない」ってことになる(よね?).我ながら少々強引.

ハイビジョン映像をネット配信しない(しなくてもいい)最大の根拠は,JAXA/NHKが持つハイビジョン映像に対する著作権だろう.仮に今,JAXA/NHKが著作権を盾にハイビジョン映像の公開を渋っているのならば宇宙条約との関わりはどうなるのだろう?著作権法と宇宙条約のどちらを優先すべきなのだろうか?日本国憲法にはこうある.

[最高法規、条約及び国際法規の遵守]

  1. この憲法は、国の最高法規であつて、その条規に反する法律、命令、詔勅及び国務に関するその他の行為の全部又は一部は、その効力を有しない。
  2. 日本国が締結した条約及び確立された国際法規は、これを誠実に遵守する事を必要とする。

中略

憲法以外の国内法と国際法規のどちらの効力が上位であるかという点も論争となっているが、一般的には、この日本国憲法第98条第2項によって慣習法を含める国際法・条約の効力は国内法のそれよりも上位であると定められている、と解されている(松井芳郎ほか著『国際法 第4版』有斐閣Sシリーズ)。

日本国憲法第98条 – Wikipedia

これは著作権を盾に公開を拒めないということになるのかな?

条約を守る責任は日本政府なのだけれども,JAXAとNHKは条約に縛られないのだろうか?JAXAは政府機関なのだが,NHKは政府機関ではない(これまた中途半端な組み合わせ). NHK が Lunar Embassy と同種の主張(:「私企業は宇宙条約の対象外だ!」という主張)をしない限りは,条約通りの結果になるのかな?

別の可能性として,日本政府が NHK が持つハイビジョン映像に対する著作権の一部を凍結する替わりに,その分を補償するというのもあるかもしれない.

#   今回はあまり深く考えていないで書いているのできっと穴だらけ.ツッコミよろしくです.

#  「サーバー代が…」なんてときは国家の主権者たる国民からボランティアで BitTorrent のノードを募集すれば良いよ.

#  JAXA/NHK が今後ネット配信してから「何でもっと早くやらなかったの?」というツッコミを受けたら,「かぐやの観測が一区切りしたから」とでも言い訳すれば良いんじゃないかな?宇宙条約を見ても迅速な情報提供は求めているように見えないしね.